Jリーグ鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ完全ガイド⑧|ジーコスピリットの深層:「献身・誠実・尊重」が生む勝者のメンタリティ

2026-03-03約20分2,499字

管理人より

管理人が子供の頃に鹿島のサッカースクールで教わったのは、ボールの止め方や蹴り方よりも、まず「準備すること」「礼儀」「最後まで諦めないこと」でした。それが今思えばジーコスピリットそのものだったと気づきます。長谷川祥之さんも大好きな選手で、その誠実なプレースタイルは子供心に「こういう選手になりたい」と思わせてくれました。

ジーコスピリットとは何か

「TRABALHO(献身)」「LEALDADE(誠実)」「RESPEITO(尊重)」——鹿島アントラーズのロッカールームに掲げられているこの3つのポルトガル語の言葉は、単なるスローガンではない。1994年にジーコの実兄エドゥー監督の提案で制定されたこの「ジーコスピリット」は、30年以上にわたって変わらぬクラブの基盤として機能し続けている。

TRABALHO(献身)——チームのために最大限の力を尽くすこと。個人の才能よりもチームへの貢献を優先すること。LEALDADE(誠実)——チームメイト・クラブ・サポーター・ファンに対して誠実であること。RESPEITO(尊重)——対戦相手・審判・全ての関係者を尊重すること。

出典: スポーツナビ ジーコスピリット https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202205150011-spnaviow

なぜジーコスピリットは機能し続けるのか

多くのプロスポーツクラブでも「チームの哲学」や「モットー」を掲げているが、それが実際に30年以上機能している例は少ない。鹿島でジーコスピリットが機能し続ける理由には、いくつかの仕組みがある。

継承の仕組み: ベテラン選手から若手選手へ、実践を通じて伝えられる。「言葉」ではなく「行動」で示される

採用基準への組み込み: 技術だけでなく、ジーコスピリットを理解できる選手・スタッフを優先する傾向

メディアとの一貫性: 監督・選手のコメントに「献身・誠実・尊重」が自然に出てくる

サポーターへの浸透: サポーターも同じ哲学を共有し、選手に求める

出典: Spoiba 茨城スポーツポータル https://sports.pref.ibaraki.jp/pro-teams/antlers/

長谷川祥之:管理人が憧れた「誠実さの体現者」

管理人より

管理人が特に大好きだった選手が長谷川祥之さんです。技術的に派手なプレーをするわけではないけれど、毎試合90分間チームのために走り続ける姿、相手選手へのリスペクト、試合後のファンへの対応——すべてが「プロとはこういうものだ」という模範を示していました。

長谷川祥之は、鹿島アントラーズで主にウイングとして活躍した選手だ。爆発的なスピードと献身的な守備貢献で、鹿島の第1次黄金期を支えた。

長谷川のプレースタイルは「地味で着実」だった。派手なゴールや目立つプレーよりも、チームのために守備に走り、ボールを繋ぎ、スペースを作る——そういった「見えにくい働き」を誠実にこなし続けた。これはまさにジーコスピリットの「TRABALHO(献身)」の体現だった。

「勝者のメンタリティ」の伝承

鹿島アントラーズに入団した若い選手が口を揃えて言うことがある。「カシマに来て一番驚いたのは、練習の強度ではなく、試合に対する意識の高さだった」という言葉だ。

試合に負けた後のロッカールームの空気、練習中の声がけの質、対戦相手の分析の丁寧さ——これらすべてが、一般的なJリーグクラブと鹿島の「差」として感じられるという。この「勝者のメンタリティ」こそが、タイトルを取り続けることを「普通の状態」にしてきた。

出典: 鹿島アントラーズ ジーコスピリット https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202205150011-spnaviow

2025年・鬼木達監督がジーコスピリットに加えたもの

元川崎フロンターレの鬼木達監督がジーコスピリットを「壊した」わけではない。むしろ、川崎での5年間(リーグ4連覇含む)で培った「組織的なポゼッションサッカー」という新しい要素を加えることで、ジーコスピリットに現代的な解釈を与えた。

「献身」はボールのために走ることだけでなく、チームのポゼッションを維持するためのポジショニングにも当てはまる。「誠実」は戦術的な指示を誠実に実行することだ。「尊重」はチームメイトのプレーの選択を尊重することでもある——鬼木監督の下で、ジーコスピリットは新たな深みを持ち始めている。

出典: 鬼木達 Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼木達

鹿島ファンになるための5つの視点

鹿島アントラーズをより深く楽しむための視点を提供しよう。

「献身」を探す: 点数に関係なく、チームのために走り続ける選手を探してみる

歴史との対話: 試合を観ながら「ジーコなら今この場面でどうしていたか」を考える

スタジアムへ行く: カシマスタジアムのサッカー専用の臨場感は、テレビでは絶対に体験できない

もつ煮を食べる: スタジアムのもつ煮は「カシマ観戦」という体験の一部

30年の歴史を学ぶ: 1993年の奇跡の加盟から現在まで、鹿島の30年はJリーグの歴史そのもの

出典: 鹿島アントラーズ公式 https://www.antlers.co.jp

───────────────────────────────────────────────────────

参考情報・出典一覧

出典: スポーツナビ ジーコスピリット https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202205150011-spnaviow

出典: Jリーグ公式 https://www.jleague.jp

出典: 鹿島アントラーズ公式 https://www.antlers.co.jp